「旦那のことは好きだけど、借金を返済していく自信がない…」「親戚との折り合いがなかなかできない…」と離婚を考えている人は多くいます。
結婚は恋愛と違って生活のため、相手のことが好きでも離婚を選択する人も多くいるのです。もし、離婚をするならば、どのような手続きをしなければいけないのでしょうか?
ここでは、離婚の適切な判断方法について解説します。この記事を読めば、落ち着いて判断が下せるようになるでしょう。
- 借金などの金銭問題で離婚する人はいる
- 少しでも迷いが出たら「別居」を選択してみる
- 離婚する場合は、財産分与の下準備をしておく
離婚にはお金の問題は避けて通れません。とくに財産分与は離婚後の生活に大きく影響を与えるため、キッチリと行いましょう。不動産売却で得た現金は夫婦で分割します。離婚後の生活で金銭面で苦労をさせないためにも、離婚後の生活を左右する財産分与はなるべく早いうちにしっかりと把握しておきましょう。
中でも、財産分与で最も大きな額となる不動産(持ち家や分譲マンション等)をどうするかは早めに検討しておく必要があります。
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相手が好きだけど離婚した件数と理由

2017年の司法統計の調査報告によると、妻から離婚を切り出す割合は、夫の2倍にも昇ります。まずは、離婚の件数と理由について確認していきましょう。
離婚理由 | 女性 | 男性 |
性格が合わない | 18,846件 | 11,030件 |
精神的に虐待する | 12,093件 | 3,626件 |
生活費を渡さない | 13,820件 | 718件 |
暴力を振るう | 10,311件 | 1,500件 |
異性関係 | 7,987件 | 2,547件 |
浪費する | 5,000件 | 2,218件 |
性的不調和 | 3,500件 | 2,316件 |
家族との折り合いがつかない | 3,254件 | 2,463件 |
家庭を顧みない | 3,946件 | 1,011件 |
酒を飲み過ぎる | 2,964件 | 435件 |
借金などのお金の問題
給与をギャンブルにつぎ込む人ももいます。お金を使い込むせいで生活費に困り、生活の破綻が認められる場合も離婚理由に該当します。そのため、生活費を一方的に使い込んだり、お金を借りて、趣味に注ぎ込んでいたりする相手と離婚を決意する方も少なくありません。
浮気などの異性問題
配偶者以外と性的関係を持った事実があれば、それは立派な離婚理由になります。浮気をしている相手に激しい怒りを覚えてしまうでしょう。
嘘をついて浮気相手と会っていた場合は、信頼関係が崩れてしまい、相手との信頼を取り戻すことに時間がかかってしまいます。そのため、信頼関係を回復することができずに、離婚を選ぶ人もいます。
姑などとの折り合いの問題
配偶者の両親から、繰り返し暴言を受けたり、暴力を振るわれるケースもあります。そのため、双方の親や親族と対立したり、不仲になってしまうこともあるのです。
このような場合、相手が「間を取り持つ」「忠告する」などの関係改善に協力してくれないということで、離婚を決意する人もいます。
好きだけど離婚していいか悩んだら「別居」

好きだけど離婚して良いのか悩んだ場合は、すぐに離婚を考えるのではなくて、別居期間を設けて落ち着いて考えてみましょう。
別居することで、離婚後の生活をイメージすることができ、離婚という選択肢が正しいかどうかを判断する機会も得られます。また、短期間の別居は夫婦関係の修復にも役立つのです。ここでは、別居のメリット・デメリットについて解説します。
別居のメリット
別居のメリットは、自分の気持ちを見つめなおすことができるということです。本当に相手と離婚して良いのか冷静的に考えることができます。一時的な感情で喧嘩をしてしまい、短期間、別居をしている場合は夫婦関係が修復しやすいです。
また、子どもがいる場合、夫婦喧嘩を見せるのは良いことではありません。別居をすることで、子どもに夫婦の対立を見せる心配がなくなります。
別居のデメリット
別居をする場合は、生活費が二倍かかることになります。このように、金銭的な負担が増えることは別居のデメリットでしょう。
また、周囲から厳しい目で見られたり、「離婚したのではないか?」と噂話をされてしまったりする恐れがあるので覚悟しておきましょう。また、夫婦で育児を行っていた場合、どちらが子どもと住むかで争いになることもあります。
別居前にやっておくべきこと
別居をする前には、別居中の経済的な計画を立てておくことが大切です。そのため、別居中の婚姻費用について話し合っておきましょう。また、どちらが子どもと住むのか決めます。これは、親権者の決定にも影響するため、慎重に選びましょう。
好きだけど離婚する場合に考えるべきこと

好きだけど離婚するしかないと判断した場合は、離婚に向けて準備をしましょう。ここでは、離婚する際に必要な準備について解説します。
結婚後に築いた財産を把握する
結婚中に築いた財産は、共有財産です。離婚には、お金の問題が発生するため、離婚前に夫婦の財産を把握することが大切です。とくに、相手に請求する場合は、相手の収入を含めて、夫婦の共有財産がどれぐらいあるのかを確認しておくことが大切です。
離婚手続きにかかるお金を把握する
離婚では、手続き自体にもお金がかかります。この費用がどれぐらい必要なのか確認をして、準備しておくことも大切です。自分で手続きを進める場合は、ほとんど費用がかかりませんが、弁護士などの専門家に相談する場合は、いくらかかるのか事前に確認しておきましょう。
自分で手続きを進める | 専門家に依頼する | |
協議離婚 | 公正証書作成費用
5,000円~ |
公正証書作成費用
5万円程度 離婚協議書作成費用 5~10万円程度 |
離婚調停 | 収入印紙
1,200円 郵便切手代 800円程度 |
弁護士費用
着手金:20~40万円 報酬金:20~50万円 調査会社費用 30万~100万円 |
離婚裁判 | 収入印紙
13,000円~ 郵便切手代 6,000円程度 |
離婚後の収入と生活費を計算する
離婚後の生活をシミュレーションすることは、とても大切です。毎月の生活費に対して、収入が足りないと予想されるときには、就職や転職を検討しなければいけません。
安定した収入を確保してから、別居や離婚の話し合いを切り出すようにしましょう。離婚後のお金のやりくりを慎重に判断したうえで、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
子どものことを考える
離婚後に、子どもを連れて引っ越す場合は、子どもの学校の転校手続きや、保育園・幼稚園の転園を考える必要があります。そのため、子どもの進学時期などに合わせて離婚するのも1つの方法です。
また、仕事をしながら子育てをする場合は、放課後や学校の休み期間中、病気のときに子供の預け先を調べておくことも大切です。
離婚前から職探しをする
現在、職に就いていない場合は、離婚後の生活に備えて早めに職探しをしておきましょう。「正社員」「パート」「アルバイト」など雇用形態はさまざまです。
子どもを連れている場合は、採用側も消極的になりがちなため、高望みしないことが肝心です。正社員になることが難しい場合は、パートやアルバイトから始めて、登用制度によりステップアップする方法もあります。
離婚後の住まいを探しておく
離婚が成立したら、夫婦のいずかは家を出て、新しい生活をすることになります。新しく住居を探す方法としては、「実家」「賃貸住宅」「公営住宅」などの選択肢があります。離婚後は、どこに住むかはシッカリを考えておきましょう。
好きだけど離婚するための手続きの流れ

好きだけど離婚するための離婚手続きの流れは、どのように進むのでしょうか?ここでは、離婚手続きの流れについて解説します。夫婦だけでは意見がまとまらない場合などは、専門家に相談をしてみましょう。
1.離婚協議をする
全体の9割は離婚協議で合意が取れます。離婚協議とは、夫婦が話し合って離婚に合意し、離婚届を作成して市役所に提出するだけで手続きが完了します。話し合う際、養育費・財産分与・慰謝料などのお金に関する取り決め事項があるときは必ず強制力を持つ公正証書を作成しておきましょう。
2.離婚調停をする
夫婦2人の話し合いだけでは、離婚自体もしくは親権者や養育費・財産分与・慰謝料などの条件面での合意ができず、なかなか離婚が成立しない場合もあるでしょう。このような場合や、相手が話し合いに応じない場合には、家庭裁判所に調停を申し立てます。
離婚調停は、あくまでも話し合いを進めることできますが、夫婦が直接話し合うだけではなく、調停委員を通じてやりとりを進めていきます。調停が進行する中で、離婚に対する夫婦の考えが変化した場合は取り下げることもできます。
3.離婚裁判をする
調停が成立する見込みがないときや、離婚そのものには合意しているものの一部の条件のみ、折り合わない場合など、裁判官が調停に代わる審判を下して、離婚を認める判断をするのが離婚裁判です。
離婚裁判の場合、裁判所で作成される審判書にも判決と同様の効力があり、強制執行ができます。
まとめ
相手のことが好きだけど、経済的な理由や親戚との折り合いの悪さなどの理由で、離婚を検討する方は多くいます。離婚することに対して少しでも迷いが生じた場合は、すぐに離婚の判断を下さずに、別居をしてみましょう。
もし、一緒に生活していくことが出来ずに離婚を決意した場合は、財産分与などの準備を始めありがとうございます。ましょう。結婚後に夫婦で築きあげた財産は、基本的に夫婦で半分ずつにします。とくに持ち家の場合は「売却したら、いくらになるのか?」を確認することが大切です。そのため、下記の一括サイトなどを利用して不動算査定を行っておきましょう。

離婚後に豊かに暮らすためにも、結婚生活で築いた財産がどれぐらいあるかをチェックしましょう。とくに持ち家に住んでいる場合は「家を売却するといくらになるのか?」を調べておく方が良いですが、不動産会社に応じて金額が異なるため、少しでも高く売れる会社を選ぶことが大切です。リビンテックの一括見積サイトなどを利用すると簡単に不動産の価値を知ることができます。ぜひ、調べてみてください。公式サイトはこちら⇒https://www.lvnmatch.com/sell/