「旦那と離婚したいけど、経済的に自立できるか不安…」と離婚前に悩む女性は多いです。しかし、離婚後の生活設計やキャリアアップについてジックリと考えて行動に移せば、離婚後に楽しく暮らせることができます。
実際に離婚をするには労力が必要になりますが、離婚に関連する法律知識を身につけておけば、婚姻費用・財産分与・遺産分割・慰謝料も受け取れる可能性もあるのです。
この記事では、女性が離婚後に楽しい1人暮らしを始めるために考えたいお金の対策について解説します。この記事を読めば、後悔しない離婚ができるでしょう。
- まずは収支を元に離婚後の生活費の計算をするべき
- 転職・就職するならなるべく離婚前に行う
- 離婚後の一人暮らしは「公営住宅に住む」という方法も家賃負担が少なくておすすめ
離婚後に楽しい暮らしをしたい場合は、離婚後の生活を考えることも大切です。特に、離婚後の生活を左右する財産分与はなるべく早いうちにしっかりと把握しておきましょう。
中でも、財産分与で最も大きな額となる不動産(持ち家や分譲マンション等)をどうするかは早めに検討しておく必要があります。
売却するしないどちらにも関わらず、保有している不動産の価格を調べるには無料の不動産一括査定サイトを活用することを推奨します。
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目次
離婚後に女性が1人暮らしをするための生活設計方法

離婚後に楽しく暮らすために生活設計を行いましょう。ここでは、離婚後に女性が1人暮らしをするための生活設計方法について解説します。
離婚後の生活費を計算する
財産分与や慰謝料を得ることができたとしても、それだけで生活できるお金が得られることは、一般的にはありません。そのため、離婚後のお金のやりくりをシミュレーションすることが大切です。
毎月の衣食住にかかるお金のほか、通信費や医療費などわかる範囲で生活にかかる費用を書き出して計算をしてみてください。離婚後の生活費にいくら必要になるかを把握することが大切です。
生活費は収支をもとに計画を立てる
毎月の生活費に対して、収入が足りないと予想されるときには「就職・転職する」「仕事を増やす」などの選択肢を検討しなければいけません。キャリアにブランクがある人は、ハローワークの職業訓練制度を利用して、離婚前に職業訓練校に通うのも1つの方法です。離婚後に収入内で生活できるように生活設計をしましょう。
離婚後の生活費をシミュレーション(東京都・40代の派遣社員)
住居費 | 8万5,000円 |
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食費 | 3万6,000円 |
水道光熱費 | 1万2,000円 |
通信費 | 1万円 |
日用品 | 5,000円 |
交通費 | 3,000円 |
娯楽費 | 3,000円 |
生命保険料 | 5,000円 |
医療費 | 5,000円 |
被服費 | 5,000円 |
交際費 | 5,000円 |
貯金 | 3万円 |
その他 | 7,000円 |
合計 | 21万1,000円 |
※収入が支出を下回ったときは、収入を増やす、住居費を下げるなどの対策をとります。
生活費が足りない場合は離婚時期を遅らせる方法もある
また、安定した収入を確保してから、別居や離婚の話し合いを切り出すのが理想です。どうしてもすぐに収入を増やす見通しが立たないときには、離婚の時期を遅らせる、実家に戻って家賃の負担を抑えるなどを考えた方が良いでしょう。
離婚後のお金のやりくりを慎重に判断したうえで、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
離婚後に女性が貧乏で悩まないためのキャリアアップ方法

生活費を計算して就職の条件を決める
生活費を計算して就職の条件を決めていきますが「正社員」「パートアルバイト」「資格取得」という3つの選択肢があります。
メリット | デメリット | |
正社員 |
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パート・アルバイト |
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資格取得 |
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理想的なタイミングは離婚前に就職すること
現在、職に就いていない場合は、離婚後の生活に備えて早めに職探しをしておきたいところです。職探しにあたっては、高望みしないことが肝心です。正社員になることが難しい場合は、パート社員やアルバイトから始めて、登用制度によるステップアップする方法もあります。
最低限生活に必要なお金がわかっていれば、どの条件まで妥協できるかも分かるでしょう。
離婚前に資格取得する方法もある
できるだけ有利な就職ができるようにスキルアップしておくことも大切です。とくにIT系の職場などでは、求められるスキルも日々変化しているため、独身時代に就職経験があっても通用するとは限りません。各種の講習や書籍などで、自分なりにスキルアップを図りましょう。
また、ハローワークが行う就職支援制度を活用することによって、就職に役立つスキルを身に付けることもできます。資格の難易度によって準備期間が長くなるため、離婚に先立ってスキルアップを図っていくことが望ましいです。
離婚後に女性が1人暮らしをするための物件の探し方

離婚後に住む物件として「実家」「賃貸物件」「公営住宅」という選択肢があります。それぞれの物件のメリット・デメリットを把握しておきましょう。
住んでいた家に住む
新しく住居を探す場合、費用や手続きの面でも最も負担が少ないのが、実家に戻るという選択肢です。しかし、親が離婚に反対している場合は、決して居心地のよい住居とは言えません。
経済的、精神的にも長期間にわたって親に頼ることが難しいこともあります。そのため、期間を決めて実家に住むや親の助けを借りる範囲を決めておくようにしましょう。
自由度が高い賃貸住宅に住む
実家以外の住まいとして一般的なのが、賃貸住宅です。賃貸住宅の契約には敷金・礼金などのまとまった初期費用がかかります。無職であれば、社会的な信用が低いとみなされるため、部屋を借りることも難しいでしょう。
賃貸物件によっては、保証人を頼める人がいれば契約しやすくなります。保証会社にお金を払って保証契約を結んでもらう仕組みもあるので、不動産会社に確認してみましょう。
家賃が安い公営住宅に住む
賃貸住宅ですが、都道府県や市町村が管理している公営住宅を借りると月々の家賃負担は軽くなります。公営住宅の入居は、所得が決められた基準内であることなどの条件を満たす必要があり、入居の応募者が多いときには抽選となります。
人生を後悔しないために把握したい3つのお金の問題

離婚をするときに起こる大きな問題の1つが、お金についての問題です。離婚後に充実した生活を送るためにも、お金は請求をしましょう。
婚姻費用
婚姻費用とは、結婚生活を送る上でかかる生活費のことをいいます。離婚するまでの期間に、生活費の面倒をみる義務があるほうが生活費を渡さない場合、その生活費を請求できます。婚姻費用は、同居、別居に関係なく請求できる費用です。
慰謝料
慰謝料は、相手の行為によって受けた精神的・肉体的苦痛に対する損害賠償金です。浮気やDVなど、離婚の原因をつくった相手に請求できます。逆に言えば、明らかに相手に離婚の原因があるというのではない限り、請求することはできません。
この慰謝料は、原因となる行為を知ってから3年が経過すると請求できなくなるので注意しましょう。
財産分与
財産分与は、夫婦が婚姻中に協力してつくった財産を分けることをいいます。離婚の原因に関係なく、夫婦それぞれに請求する権利があるものです。たとえば、専業主婦で収入がなかった場合でも財産分与を請求する権利があります。
しかし、財産分与は、離婚成立後2年経過すると請求することができなくなるため注意が必要です。
年金分割
年金分割とは、離婚の際に、将来受け取る予定の厚生年金の権利を分割できるという制度です。条件が該当している場合は、将来を見据えて手続きを取るようにしましょう。
女性は離婚後に楽しい暮らしをするために入念な準備をしよう
「こんな旦那と離婚したいけど、経済的に不安…」という場合であっても、生活設計やキャリアアップを計画的にしていけば、離婚後に楽しい暮らしができるため、少しずつ準備を始めましょう。
また、離婚する上では法律の知識を身につけておき、婚姻費用・慰謝料・財産分与・年金分割などの費用をキチンと請求することで、お金に困ることはありません。慰謝料の費用相場や結婚生活で築いた財産がどれぐらいあるかをチェックしましょう。

慰謝料の費用相場や結婚生活で築いた財産がどれぐらいあるかをチェックしましょう。とくに持ち家に住んでいる場合は「家を売却するといくらになるのか?」を調べておく方が良いですが、不動産会社に応じて金額が異なるため、少しでも高く売れる会社を選ぶことが大切です。リビンテックの一括見積サイトなどを利用すると簡単に不動産の価値を知ることができます。ぜひ、調べてみてください。公式サイトはこちら⇒https://www.lvnmatch.com/sell/