離婚のしかた

後悔しないための離婚の切り出し方や事前準備の仕方を解説

調停不成立の理由

「これまで一緒に生活をしてきた夫婦だからこそ、円満に離婚したい…」「離婚後は不自由のない暮らしを送りたい…」と願う人は少なくありません。

離婚は揉めることが多いですが、切り出し方やタイミングを間違えなければ円満離婚も可能です。そのため、離婚を切り出す際は慎重に行動しましょう。ここでは、正しい離婚の切り出し方とタイミングについて解説します。この記事を読めば、夫婦円満の離婚も夢ではないでしょう。

サキヨミ!この記事の結論
  • お互いの生活が苦しくならないように、お金の準備をすること
  • 正しいタイミングで離婚を切り出すこと
  • 離婚を切り出すときは、心を落ち着けること

もし、相手に離婚を告げる際に不安を感じる方は、離婚サポートを活用してみましょう。どのように離婚話を切り出せば良いのかアドバイスをもらうことができます。

離婚を切り出す前に必要な準備

離婚を切り出す準備

感情的に離婚を切り出してしまうと、離婚後に後悔してしまうことが多いです。離婚を切り出す前には、入念に準備をしておきましょう。ここでは、離婚を切り出す前に必要な準備について解説します。

離婚したい理由を明らかにする

「生活費を渡さずに遊ぶ旦那にストレスを感じる…」「性格の不一致でイライラする…」など感情的に離婚を切り出すと後悔してしまいます。本当に離婚をして良いのか、離婚したい理由を明らかにしましょう。カウンセリングを受ける方法もおすすめです。

精神医学や臨床医学的な理論や技法を持つカウンセラーによって行われるカウンセリングは、対面して話し合い、いろいろな心理技法を用いることによって、自分の心の問題を解決するサポートを受けることができます。そのため、離婚に迷いがある場合は、カウンセラーを受けてみましょう。

お金の準備をする

離婚では、お金の問題は避けて通れません。納得がいく形で、夫婦で築いた財産を分割することが大切です。

最近では、離婚時の財産分与にあたり、配偶者の貢献度について、従来よりも重視される傾向があります。夫婦のどちらかに、特別な技能による多くの収入がある場合は別として、原則的には、婚姻期間中に形成された夫婦の財産は2分の1ずつの権利があるという流れになっているのです。

また、婚姻中に浮気やDVをされた場合は慰謝料を請求することもできます。離婚後に豊かな生活をするためにも、離婚後のお金の準備のために、家庭内の財産の把握などを入念にしておきましょう。

子どものための準備をする

子どもありの家庭の場合は、第一に子どものことを考えてあげましょう。子どもが健やかに育つための経済的条件を整えることは、親としての義務です。

離婚についての諸条件を取り決めていく際には、夫婦間で感情的にならずに、子どものことも大切に考えて、話し合いを進めていくようにしましょう。養育費や面会交流など、子どもの意見を尊重してあげることが大切です。

離婚後の生活の準備をする

自分自身の生活設計の目途が立たなければ、離婚すべきではありません。離婚後の経済的な変化は、自分だけではなく、子どもを巻き込む問題です。また、離婚後は現在の家から出なければいけなくなります。そのため、新しい住まいについても考えなければいけません。

離婚後の生活が想定できるようになってから、離婚を切り出すようにしましょう。

離婚を切り出すのに最適なタイミング

離婚を切り出すタイミング

離婚を切り出すには、適切なタイミングがあります。どのタイミングで切り出せば良いのでしょうか?ここでは、離婚を切り出すのに最適なタイミングについて解説します。

夫が定年退職をするとき

夫が定年退職するタイミングで離婚を切り出すと、「今更、なにを言うのだ!」と離婚協議を拒否されることが多いです。そのため、定年退職のタイミングで離婚を切り出す場合は慎重に行わなければいけません。

このような手間がかかりますが、妻からすれば、財産分与でより多くの財産を得たいはずです。定年退職の際に離婚を切り出せば、退職金により、多くの財産分与が見込めます。熟年離婚で、より多くの財産を分割したいという方は、定年退職のタイミングに離婚を切り出しましょう。

結婚してから日が浅いとき

子どもがいない夫婦で、お互いに仕事をしていて、人生のやり直しが可能な時期であれば、離婚のハードルが下がります。

しかし、相手が依存している場合は、こじれてしまう可能性もゼロではありません。この場合は、話し合いが長期化したり、離婚調停や離婚裁判に発展する可能性も考えて、相手の落ち度を証明する証拠を探し集めておきましょう。

もし、お互いややり直しが効くという場合は円満離婚も可能なため、離婚を切り出してみても良いでしょう。

相手が同意すると確信できたとき

どういうタイミングで離婚を切り出せば良いか分からない場合は、条件や時期を踏まえて、相手を説得できると確信したときに、離婚を切り出しましょう。

離婚を考え始めたということは、長期間に渡って我慢し続けた結果です。このような気持ちを伝える際は、明確に分かりやすく伝えることを心がけましょう。

補足:タイミングが分からない場合は別居する

具体的な離婚理由が見つからない場合は、冷却期間を設けるためにも、夫婦で別居するのも1つの方法です。今まで一緒に暮らしていた習慣を断ち切り、それぞれ別の場所で生活することによって、冷静的に離婚するべきなのかを考えることができます。

冷却期間を設けることで、その後の話し合いに活かせる可能性が高くなります。そのため、離婚を切り出して良いのか少しでも悩んだ場合は、別居から始めてみましょう。

夫婦別の上手な離婚の切り出し方

夫婦別の離婚の切り出し方

離婚を切り出すタイミングは非常に重要です。また、このタイミングは夫婦によって異なります。ここでは、夫婦別の上手な離婚の切り出し方について解説します。

妻から離婚を切り出す方法

女性は男性と比べると、感情的になる方が多いです。感情的になってしまうと、その場の勢いだけで話していると見えかねません。そのため、感情的になりやすい人は、離婚したい理由や離婚条件などを事前に紙にまとめておくことをおすすめします。

また、相手に浮気などの落ち度がある場合は、その証拠を掴んでおきましょう。証拠を掴んでおけば、裁判に持ち込むこともできます。男性は女性よりも社会的な立場を気にするため、裁判を起こす気もあると伝えることが効果的です。

夫から離婚を切り出す方法

夫から離婚を切り出す場合は、妻から離婚を切り出す場合より難しいでしょう。とくに、専業主婦の妻は経済的に自立が難しいため、よほどの理由がない限り、離婚に同意はしません。妻からすれば、離婚後の生活が苦しくなるため、離婚に同意をしない態度は当然の反応です。

このような場合は、相手の離婚後の生活不安を減らして、離婚に同意してもらえるように、慰謝料など金銭的な条件を相手に有利な形で設定しておくことも重要な要素となります。

離婚を切り出した後の手続きの流れ

離婚調停

ここからは、実際の離婚手続きについて見ていきます。離婚では、基本的には夫婦の話し合いからはじめていきます。夫婦間で合意できないときは、家庭裁判所を利用します。そのため、必要な手続きを押さえておきましょう。

離婚協議を行う

離婚協議で最初にしなければならいことは「離婚したい」という意思を相手に伝えることです。「どういう理由で、離婚を決意したのか?」「一緒に生活をすると、どのような悪いことが起きたのか?」などを冷静的に話し合います。

相手が話し合いを了承した場合は、条件をすり合わせつつ離婚の合意に向けて離婚協議書を作成します。しかし、相手が話し合いに了承しない場合は、離婚調停に進みます。

離婚調停を行う

相手が離婚協議を拒否している場合や、話し合いがまとまらない場合は、離婚調停に進みます。離婚調停の申立てができるのは、当事者である夫か妻だけです。第三者が代理で申立てすることはできません。

申立ては、相手の住所地にある家庭裁判所で行います。調停の結果、離婚の合意がなされれば、裁判所が調停調書を作成します。また、どちらかが調停出席を拒否した場合や「これ以上、調停を続けても無意味」と調停委員会が判断した場合は、調停不成立とされて、調停が終了します。

離婚裁判を行う

離婚調停で解決できない場合には、裁判所に訴状を提出して、離婚裁判を起こすことになります。調停を経ずに裁判を起こすことはできません。

離婚裁判を起こすメリットは、判決により必ず決着がつくところにあります。ただし、自分の希望どおりの結論が出なくても従わなくてはいけません。

また、弁護士に依頼せずに離婚裁判を進めると、依頼した場合と比較して圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまうため、必ず弁護士に相談するようにしましょう。

離婚を切り出し方とタイミングは慎重に

ここでは、離婚の切り出し方とタイミングについて解説しました。離婚を切り出すときは、タイミングを見計らないと損をしたり、揉めたりしてしまいます。そのため、最適なタイミングを見極めましょう。

また、相手が離婚に合意しやすくなるように「なぜ、離婚したいのか」も明確に伝えましょう。離婚を切り出すときは、感情的にならず、落ち着いて伝えることで夫婦で話し合うことができます。

もし、離婚を切り出すことに不安を感じる場合は、下記の離婚サポートを活用してみてください。どのように離婚を切り出せば良いのかアドバイスしてもらえます。