「離婚した方がいいと言われるけど決断ができない…」「離婚した方がいいのかわからない…」という悩みを抱えている方も少なからずいます。
実際に、離婚すべきか悩む原因を改善できる場合もあり、このような場合は関係修復に努めた方が良いです。反対に関係修復が難しい場合は、離婚する方向も検討してみましょう。
この記事では、離婚するかしないか迷ったときの判断方法について、分かりやすく解説します。この記事を読めば、気持ちの整理ができるでしょう。
• 離婚したい原因を冷静的に考えることが大切
• DVなどの被害を受けている場合は離婚を選ぶ
• 離婚後の生活は忘れずにシュミレーションすることが大切

目次
離婚するかしないか決断するためにすること

離婚すべきか悩んだら気持ちの整理をして、離婚する覚悟が持てるかどうか考えましょう。ここでは、離婚するかしないかを決断するためにすることをご紹介します。
1.離婚したい理由を紙に書き出す
離婚すべきかどうか迷いはじめたときには、後悔しない結論を出すことが大切です。勢いで結論を出さずに、自分はどうしたいのかを冷静に考えなければいけません。
離婚する上で絶対に欠かせないのが離婚の理由です。なぜ、離婚する必要があるのか、相手も説得できるだけの明確な理由を準備しておく必要があります。そのため、離婚をしたい理由を紙に書き出してみましょう。
2.離婚したい理由が解決できるか考える
離婚したい理由は人それぞれです。「夫が多額の借金を繰り返して生活がままならない」「夫から度重なる暴力を受けている」「夫婦の会話が減っていき、愛情が薄れ始めている」など、離婚したい理由がありますが、中には夫婦の努力で改善していけるものもあります。
話し合えば解決できる理由であれば、前向きに関係修復のために努力していきましょう。
3.解決できない場合は離婚が最善かを考える
話し合っても改善されない理由であれば、離婚が最善の選択になるかを考えます。離婚を考え出したときは、お互いに感情的になっていることも少なくありません。
離婚を考えていた夫婦でも、冷却期間として短期間別居した後に関係が修復したケースもあります。そのため、本当に離婚をして良いのかを考えましょう。
4.離婚を想定して生活の変化を考える
離婚する方向性に傾いたら、離婚を想定してどのような変化が起きるかを考えましょう。離婚後には、次のような問題が起こるかもしれません。
仕事・お金の問題 | ・生活費を確保したいけど、仕事が見つかりにくい |
・給与があっても生活費が足りない | |
・仕事をかけもちしないと生活できない | |
・資金が足りずに、アパートを借りられない | |
・老後の生活に見通しがつかない | |
・子どもの問題 | ・子どもと離れて暮らす可能性がある |
・仕事と子育ての両立が難しい | |
・子供が反抗的になる | |
・養育費がもらえなくなるかもしれない | |
・転校などで子供に負担がかかる | |
・その他の問題 | ・ひとりで親の介護に対応できるかわからない |
・近所づきあいが難しくなる | |
・病気になったときの精神的な支えがない | |
・再婚したくてもできるかわからない |
5.将来を見据えてどちらが魅力的かを考える
離婚をすると、お金や仕事、子どもの問題が発生します。将来を見据えたときに、離婚した人生と離婚しない人生のどちらが魅力的で楽しい人生を送れるかを比較しましょう。
離婚する方が幸せになれる夫婦のパターン
離婚する方が幸せになれる夫婦もいます。離婚した方が良い夫婦とは、どのような特徴があるのでしょうか?ここでは、離婚する方が幸せになれる夫婦のパターンをご紹介します。
モラハラ・DV等の被害を受けている場合
DVとは、配偶者から受ける暴力のことであり、身体的な虐待と精神的な虐待を含みます。特に精神的な暴力や虐待はモラルハラスメント(モラハラ)と呼ばれ、離婚の原因となるケースが増えています。
身体的・精神的な暴力はケガなどの影響を受けるだけではなく、精神障害の原因にもなるため、早めに別居をするなど被害が拡大しないように対処しなければいけません。
パートナーの浪費癖がひどい場合
配偶者が消費者金融で多額の借金をして「ギャンブルに費やしていた」「浮気相手にお金をつぎ込んでいた」という場合は、これ以上、借金を増やさないための手段を検討しなければいけません。
特に、配偶者がギャンブル依存症などに陥っている場合は、克服することが難しいです。家計が火の車となり生活がままならなくなってしまいます。このような場合は、子どもを守るためにも離婚をしましょう。
パートナーが不倫を繰り返す場合
配偶者が度重なる不倫をした場合は、夫婦の信頼関係が崩れてしまいます。潔癖症の人は、不倫相手と体の関係を持った配偶者を汚らわしいと思ってしまうこともあるでしょう。
相手が自分を裏切る行為をし続けても反省しない場合は、何度も傷つけられてしまうため、離婚を検討した方が良いでしょう。
離婚しない方が良い夫婦のパターン

離婚する方が幸せになる夫婦のパターンをご紹介しましたが、離婚しない方が幸せになる夫婦のパターンもあります。ここでは、離婚しない方が幸せになれる夫婦のパターンをご紹介します。
パートナーに対する愛情がある場合
「パートナーが好きで離れたくない」「やっぱり、パートナーと暮らしていきたい」という気持ちがある場合は離婚するのは控えましょう。離婚を後悔している人の多くの理由が「パートナーと暮らせないのが辛い」という理由です。
愛しているのにも関わらず、感情的になって離婚してしまえば後悔してしまうことになりかねません。そのため、パートナーに対する愛情がある場合は、夫婦関係の再建を目指して行動に移していきましょう。
関係悪化の原因を深く反省している場合
離婚の原因に関して配偶者が深く反省をしている場合は、関係修復がしやすいです。「お互いに連絡を取る回数が減っていき、会話が減った」「子育てに関する考え方が違って献花をした」などが原因であった場合は、夫婦双方の心がけ次第で関係は修復していくことができます。
パートナーと話し合える状況である場合
夫婦関係が悪化した場合、話もできない状況に陥ることも少なからずあります。このような状況になると関係の修復は難しくなってしまいますが、お互いに冷静的に話し合える環境である場合は関係修復しやすいです。
パートナーと冷静に話し合うことができれば、お互いにどんな気持ちを持っているのか確認しあうことができます。
話し合うことで、相手の想いに初めて気づくこともできるでしょう。そのため、話し合える状況である場合は、双方の気持ちや考えを確かめ合いましょう。
離婚するかしないか迷っている人は多い

どんなに円満な夫婦でも、長い結婚生活では1度や2度「離婚」という言葉がよぎる瞬間もあります。しかし、本気で離婚と向き合うことになると戸惑う人が大半です。
離婚を迷う方はどのような悩みを抱えているのでしょうか?ここでは、現代の離婚事情をご紹介します。
離婚を迷う夫婦の理由
「子どもがいるから、親の都合で離婚していいのか」と悩む夫婦が大半です。子どものいる夫婦が離婚する場合は、母親と一緒に暮らすケースがほとんどですが、母子家庭で一番大変なことは「生活費」です。
元夫から養育費を貰っていない母子家庭は半数以上にも昇っていますそのため、子どもを含めた生活を考えると離婚を迷うという夫婦が多くいます。また、配偶者に愛情が残っているなどして、離婚に踏み切れない人も多いです。
離婚を決断した夫婦の理由
配偶者からのDVが激しかったり、借金を繰り返されたり生活に支障が出る場合、離婚を決断する夫婦が多くいます。このような生活が長く続けば、精神的な障害を抱えてしまう危険性もあるため注意しましょう。
また、夫婦仲が悪いことは、一緒に暮らしている子供は気づいているものです。仮面夫婦のまま婚姻生活を続けていると、子どもが親に対して気を遣うようになったりしてしまうため、そのような姿を子供に見せたくないという理由からも離婚を決断する人が増えています。
離婚後に後悔した理由
結婚に対する理想が高すぎて、現実と理想で気持ちが揺らぎ、離婚してしまった場合は、離婚後に後悔してしまいます。
また、離婚の話し合いを感情的にしてしまい、離婚後の取り決めを行わなかったために、離婚後に経済的に苦しくなってしまったり、離婚時の取り決めが守られていないなどのトラブルが発生してしまうという事態も少なくありません。
そのため、離婚後に後悔しないためにも、本当に離婚をして良いのか冷静的に考えてみましょう。
離婚する?しない?離婚判断チェックシート

「自分は離婚した方が良いのかな?」と迷われている方は、チェックシートで現状を確認しましょう。チェックが多ければ多いほど、離婚後の生活の心配がなくなります。離婚を検討している方は、いくつ該当するか確認してみてください。
1 | 親身に相談に乗ってくれる家族がいる |
2 | 頼りになる離婚経験者がいる |
3 | 両親が離婚に反対している |
4 | 生活に困らないほどの収入がある |
5 | 預金がある |
6 | 離婚後の就職先が決まっている |
7 | 慰謝料と財産分与があり、当分の生活費は確保している |
8 | 夫から定期的な生活費をもらえる保証がある |
9 | 離婚後に住む場所がある |
10 | 健康面での不安がない |
11 | 1人でも精神的に余裕がある |
12 | 離婚を隠さずに中傷にもめげない自信がある |
13 | 将来、どんな暮らしをしたいのか明確なビジョンがある |
14 | 再婚したい気持ちがある |
15 | 絶対に離婚を後悔しないという強い意志を持っている |
まとめ
離婚するかしないかの迷いが出た場合は「なぜ、離婚をしたいのか?」の理由を明確にしましょう。感情的になっていては、解決できる問題も解決できません。落ち着いて話し合うことができれば、離婚したい原因も改善されるかもしれません。
まら、実際に離婚して後悔する人もいるため、慎重に離婚するべきかを選択しましょう。どのような場合、離婚して良かったのかなど、実際に離婚した人の体験談を参考にしてみてください。
離婚をする場合は、さまざまな問題が出てきます。とくにお金の問題は深刻な問題になりやすいため、財産分与や慰謝料などはシッカリと請求しましょう。第三者の弁護士に離婚相談をすれば、離婚協議書の作成方法などのアドバイスがもらえるため、少しでも不安を感じる方は、ぜひ弁護士に相談しましょう。下記のサイトでも離婚の相談サポートが受けられるため、ぜひ利用してみてください。

離婚後に豊かに暮らすためにも、結婚生活で築いた財産がどれぐらいあるかをチェックしましょう。とくに持ち家に住んでいる場合は「家を売却するといくらになるのか?」を調べておく方が良いですが、不動産会社に応じて金額が異なるため、少しでも高く売れる会社を選ぶことが大切です。リビンテックの一括見積サイトなどを利用すると簡単に不動産の価値を知ることができます。ぜひ、調べてみてください。公式サイトはこちら⇒https://www.lvnmatch.com/sell/